「霊気(レイキ)」と聞くとみなさんはどんなイメージを抱きますか?
「幽霊の「霊」だから何か怖いものなのかな・・」
「宗教のひとつなのかな・・」
そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。「霊気」という言葉は古くからある日本語のひとつですが、第二次世界大戦後はほとんど使われなくなりました。「霊」は聖なる、神聖なという意味を持ち「気」は目に見えないエネルギーのことを表します。
日本語には「気」にまつわるさまざまな表現がありますよね。例えば「元気」「病気」「運気」「気疲れ」「気が合う」など・・。これらの言葉を私たち日本人は普段何気なく当たり前のように使用しています。このことからも私たちは目に見えない「気」の存在を実はしっかりと認識していて、それらがココロやカラダ、そして人生にも何らかの影響をもたらしているということを無意識のうちに知っている・感じていると言えるのではないでしょうか。
「霊気療法(レイキヒーリング)」は日本の伝統的手当て療法の一つであり、私が学んでいる「臼井式レイキ法(1922年~)」が確立される以前にも存在していました。その中でも臼井式レイキ法がメジャーになっていった理由は、アチューンメント(伝授)というレイキの回路を開く手順を踏めば誰でも使えるようになるという形を確立したからです。第二次世界大戦以降日本国内では急速に衰退していった臼井式レイキ(日本伝統式レイキ)ですが、戦中にハワイを基点に海外に渡った臼井式レイキ法(西洋式レイキ)が逆輸入される形で1980年後半日本に再上陸しました。(現在全世界には1000万人以上、日本国内には15万人のレイキ・プラクティショナー(実践者)が存在すると言われています。)
私自身のレイキの学びは西洋式レイキからはじまりました。レイキと出会う以前からボディケアのお仕事をしていたこともあり、霊気療法(レイキヒーリング)を実践させていただく機会にもたくさん恵まれ、体感や体験を積み重ねていくうちにもっともっとレイキについて深く知りたくなり、のちに日本伝統式レイキについても学びました。西洋式レイキであっても日本伝統式レイキであってももちろん元々のエネルギーはひとつであり、そこに差や優劣はありません。ただ、目的には違いがありました。西洋式レイキは「ヒーリング」としての手法をマスターすること日本伝統式レイキは「精神向上」や「自己実現」を最終目的としています。
私はこれまでの人生の中で自分以外の誰かをついつい優先してしまったり、自分の気持ちに蓋をしてしまったり、自己を犠牲にすることでこの場がうまくまわるならそれでいい・・。ずっとそんな風に過ごしてきました。でもそれは決して本当の優しさではないとあるとき気づいたんです。一番大切な自分自身から目をそむけていたら、大切な相手とも本当の意味で心から向き合うことなんてできるわけがない。だからこそ「誰かを幸せにしたいなら、まずは自分が幸せで在ること」に専念しよう。「自分の足で立とう」そしてその先には「自分の足で立っている者同士で共存していける世界に住みたい」そう思うようになりました。レイキに出会い、自分をとことん大切にすることを実践してきてこれは今私が人生の中でとても大切にしていることです。
霊気療法(レイキヒーリング)は「ヒーリング」としての要素だけではなく、自分自身と向き合うための素晴らしいメソッドでもあります。そして、だれか特別な人だけが出来るものでもなく、手順を踏めば誰もができます。これから先、霊気療法(レイキヒーリング)がもっともっと私たちの生活の中で身近なものになり、自己ヒーリングはもちろんのこと、家族や友人同士で実践できたら今よりもさらに心地よい世界が広がっていくだろうなと想像しています。ただただ単純に「死ぬまでにそんな世界を見てみたい。」そんな願いが原動力となり、今私は活動をしています。